【人間関係の悩み】心がラクになる方法

こころのヨガ

嫌な感情や人間関係に悩まないために

あの人がもっとこうしてくれたらいいのに

〇〇が言ったあの言葉、腹が立って仕方がない!

「こうあるべきなのに…」「あの時、ああしてくれていたら…」 「もっとこうなってほしい」という期待や、

「あの人の言葉が忘れられない」という過去へのこだわり…。

子育てでも、パートナーシップでも、職場の人間関係でも、

つい何かや誰かの言葉や行動にしがみついてしまい、それが苦しみになっていることってありませんか?

手放したくても、どうすればいいか分からない。そんな風に感じたことはないでしょうか。

今日は、もっと自由に、心地よく生きるための

「ヴァイラーギャ(執着を手放すこと)」についてお話しします。

「執着」とは?手放すと心が軽くなる理由

ヨガ哲学でいうヴァイラーギャ、「執着」とは、

特定の物事や結果、感情、人間関係などに、私たちの心が強く囚われてしまう状態のことです。

「これを手に入れないと幸せになれない」「あの人が変わってくれれば、私の気持ちも楽になるのに」といった思いは、私たちの心を縛り、不安や怒り、悲しみを生み出します。まるで、自分で勝手に重い荷物を背負い続けているようなものです。

でも、手放すことは「諦める」ことではありません。 それは、「ありのままを受け入れる」こと。

コントロールできないことを手放し、自分の心の平和を選ぶことです。

執着を手放すことで、心にスペースが生まれ、そこに新しい希望や喜びが入ってくる空間ができるんです。

日常で執着を手放すために

あなたの心を重くしている執着に気づき、少しずつ手放すための具体的なヒントをご紹介します。

焦らず、自分のペースで試してみてくださいね。

「期待」を手放す

子どもやパートナー、友人に対して「こうしてほしい」「こうあるべきだ」という期待を手放してみましょう。

相手は相手、自分は自分。

相手をコントロールすることはできません。コントロールできないものを、どうにかしようとするのはやめようね。自分が消耗するだけだから。

期待を手放すことで、あなた自身の心も、相手との関係性も、ずっと楽になります。

「過去」を手放す

過去の失敗や、誰かの心ない言葉、つらい出来事にいつまでも囚われてしまうことはありませんか?

過去は変えられないけれど、過去への執着は手放せます。

「もう終わったこと」と意識的に区切りをつけ、その感情から自分を解放してあげましょう。

それでも辛い気持ちが溢れるときは、いちど湧いてくる感情をそのまま出し切ってあげましょう。

きっと、その先に見えてくる自分の本音に気づくはずです。

「結果」を手放す

何か行動する時、結果へのこだわりを手放し、

「今、無理なく自分ができるベストなこと」に集中してみましょう

子育てでも、「こう育てればうまくいくはず」「これが正解」と固執してしまうと、息苦しくなってしまいます。

だから、「今、自分が子どものためにできるベストなことは何だろう?」と考えてみる。

結果はどうなるか分からないけど、それは未来に委ねてしまおう。

そうすることで、プレッシャーから解放され、行動そのものの喜びを感じられます。

「完璧主義」を手放す

自分自身への「完璧でなければならない」という執着を手放しましょう。

家事も育児も、仕事も、全てにおいて完璧を求めるのは無理があります。

7割できたらOK!今日はここまで。

と、自分に優しく許可を出すことで、心の余裕が生れます。

執着の先にある、自由で豊かな世界

執着を手放すことは、決して簡単なことではありません。

自分でも気づかないうちに、不要な価値観を握りしめてしまっていることもあります。

心のクセは、何度も何度も、やってきます。でも、少しずつ意識することで、心はどんどん軽くなり、身動きが取りやすくなるのを感じるようになります。

心に余裕が生れると、感謝や喜びが自然と溢れるようになります。

そうすると、目の前の日常にも新しい可能性が流れ込んできます。それは、あなたが本来持っている、自由で豊かな心の状態です。

今日から、自分の心を重くしている「何か」に気づいて、そっと手放す練習を始めてみませんか?

angie

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