娘からのリクエストで土鍋(ルクルーゼだけど)でご飯を炊きました。
そういえば、娘が生まれる前はよく鍋で炊いてたんだけど、それ以来炊飯器でしか炊いてなかった気がします。
土鍋でご飯を炊く時間は、私にとっては大切な時間。
タイパやコスパが重視される現代に、あえて手間をかけるのは、
そこに「豊かな暮らし」を感じられるからです。
忙しい毎日は、つい効率を求めてしまいます。
炊飯器のスイッチ一つで美味しいごはんが食べられる。
それでも、たまに土鍋でごはんを炊くと思い出すのは、
「手間」の中にこそ、愛おしい時間があるということです。
土鍋でご飯を炊くと、五感をフルに使います。
触覚: 洗い、研ぎ、浸水させたお米の、ひんやりとした優しい感触。
聴覚: 沸騰した土鍋から聞こえる、カタカタという軽やかな音。
視覚: 蒸気となって立ち上る、白い湯気。
嗅覚: 炊きあがった瞬間に広がる、甘く香ばしい匂い。
”感覚に意識を向ける”ということは、
「今、この瞬間」に意識が向いているということ。
土鍋ご飯は、いつも完璧に炊けるわけではありません。
少し焦げたり、水分が多すぎたり、その日の気温や湿度によって、仕上がりも変わってしまいます。
でも、それさえも醍醐味でもあるんです。
完璧な結果を求めず、そのプロセスを慈しむ。
これは、ヨガ哲学のサントーシャ(足るを知る)にも通じています。
「今、もう十分満たされている」という感覚。
ひとつひとつの工程を楽しむことが、
人生は完璧でなくても豊かだという気持ちにさせてくれるんです。
私たちはつい、大きな成功や完璧な人生を追い求めてしまいがちです。
でも、本当の豊かさや幸せは、
遠い未来のゴールにあるのではなく、
何てことない、日々の小さな「ひととき」の中にあります。
忙しい日々の中で、時間や手間をかけることは難しいけれど、
たまにはそういう無駄な時間をあえて楽しむことができると、
きっと心が豊かになるはずです^^
angie
土鍋でご飯を炊く方法はこちらに載せてます👇