頭ではなく心で生きる時代へ。「ほっ」とする感覚が本来の自分

ヨガのはなし

なんだか心が満たされない・・・

どれだけ頑張っても、空っぽな気がする・・・

何か違う気がするけど、
特別やりたいこともないし・・・

もし、そんな風に感じているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。

私たちはこれまで、思考することばかりを大切にしてきました。

答えを出すこと、分析すること、効率を求めること。

でも、本当に大切なのは「感じること」なのかもしれません。

動物たちから学ぶ 「感覚で生きる」ということ

私たちが忘れてしまった「感覚」で生きる力。

動物たちは、頭で考えるのではなく、感覚で生きています。危険を察知し、心地よさを求め、本能に従って行動する。彼らにとって、世界は論理ではなく、感覚で成り立っているのです。

なぜ、私たちはその力を忘れてしまったのでしょうか?

それは、あまりにも長い間、私たちは「物質的な豊かさ」や「社会的な成功」という、目に見えるものばかりを追い求めてきたからです。

いい学校に入って、いい会社に就職すれば幸せになれる。

お金があれば、満たされる。

そんな、画一的な価値観の中で、私たちは「心の声」に耳を傾けることをやめてしまいました。

自分の感情や感覚を無視し、他者や社会の価値観に合わせて生きることで、心が満たされない”空白”を抱える人が増えてしまったのです。

物質から豊かさへ。価値観が揺らぎ始めた時代

今、私たちの社会は大きな転換期を迎えています。

基本的な物質的欲求は満たされ、私たちは「何を持っているか」ではなく、「どう生きるか」を問い始めています。

<SNS>
SNSは、世界中の日地人と繋がる素晴らしいツールですが、同時に常に他者と比較され、「自分は満たされていない」という感覚に陥ってしまいます。

<働き方の多様化>
会社員というひとつの生き方だけでなく、副業やフリーランス、リモートワークなど、多様な働き方が広まり、「自分らしい生き方」を模索するようになりました。

<パンデミック、自然災害、戦争>
私たちの日常は突然、変化を余儀なくされました。当たり前だと思っていたことが当たり前ではない。多くの人が、自分の人生で本当に大切なものを考えさせられました。

こうした変化により、人々は「自分の内側」に目を向けるようになりました。

これからの時代は、どれだけ多くの物を持つかではなく、

どれだけ自分自身の豊かさを知っているかが、人生を豊かにするカギとなります。

「ほっ」とする感覚は、本来の自分に戻るコンパス

では、どうすれば自分の内側にある豊かさを見つけられるのでしょうか?

それは、自分の感覚を知ることから始まります。

特別なことではありません。たとえば、

  • 窓から差し込む朝の光を心地よいと感じた瞬間。
  • 温かい飲み物を飲んで、心も体も「ほっ」とした瞬間。
  • 子どもの寝顔を見て、ただただ心が穏やかになった瞬間。

こうした、心が「ほっ」とする感覚こそが、あなたの「本来の自分」が求めているものです。

その感覚を覚えておくことは、とても大切です。

なぜなら、心がざわついたり、不安になったりしたときに、

その感覚を思い出すことで、いつでも「本来の自分」に戻ることができるからです。

ヨガは、自分を知る旅

「ヨガは難しいポーズをすること」と思われがちですが、本質は違います。

自分の呼吸、体の感覚、心の動きに意識を向ける練習です。それは、自分の内側にある「本当の自分」と向き合う時間です。

  • 「心地よい」と感じる呼吸をしてみる。
  • 「硬いな」と感じる体の部分に優しく意識を向ける。
  • 「疲れているな」と感じる自分をそのまま受け入れる。

ヨガは、頭で考えるのではなく、感覚で生きるという、動物たちが持っている本来の力を取り戻すためのツールです。

自分だけの「正解」を見つける

私たちはこれまで、学校でも社会でも「これが正解」と教えられてきました。でも、その画一的な価値観は今、大きく揺らぎ始めています。

時代は多様化し、個性が尊重されるようになりました。それはつまり、一人ひとりの正解が違うということ。

だからこそ、私たちは自分で道を選び、自分だけの価値観を見つけなければなりません。

でも、それは決して怖いことではありません。

「無理をせず、ありのままの自分でいられる」

それは、これまでの時代にはなかった、自由で豊かな生き方です。

自分を知ることは、自分を大切にすること。

そして、自分を大切にすることは、あなたがあなたの人生を、あなたらしく、心豊かに生きるための、最も大切な一歩となるはずです。

angie

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