こんにちは。こころのヨガ講師あんじです。
皆さんは、”理想の自分”に縛られて、苦しくなってしまうことってありませんか?

やるべきことに追われてイライラしてしまう…

好きなことをするのに罪悪感を感じる・・・

家事も育児も仕事も完璧にこなしたいのに・・・
という人は、ぜひ最後まで読んでね👐
自分なんかダメだ・・・と思っていた
私はヨガの講師をしていますが、実は以前、自分を責めてばかりの毎日を送っていました。
ヨガの教えに沿った生活ができなかったり、栄養バランスの取れた完璧なごはんを作れなかったり、家事を要領よくこなせなかったり…。
「なぜ、私はこんなこともできないんだろう」
そんな風に、できない自分をダメだと思っていたのです。
ヨガを学ぶからには、早起きして瞑想をして、食事にも気を配って、いつも穏やかでいなければいけない。
そんな理想の自分に、知らず知らずのうちに縛られていました。
でも、頑張れば頑張るほど、理想の自分にはなれず、心と体はどんどん疲れていきました。
心に余裕がなくなり、家族にも優しくなれない日が増えていったのです。
ヨガをやってるのにそれでは本末転倒ではないか。
私は、ヨガの教えのひとつ「アヒムサー」について、深く考えるようになりました。
アヒムサーって、どういう意味?
アヒムサーは、サンスクリット語で「非暴力」を意味します。
なんだか、少し難しく聞こえるかもしれませんね。
これは単に、誰かを殴ったり、傷つけたりしない。ということだけではありません。
もっと広い意味で、
「自分自身や、周りのすべての存在に対して、優しく、思いやりを持って接すること」
を教えてくれているのです。
それは、言葉や行動だけでなく、心の中でさえも、誰かを傷つけるような思いを持たないようにしよう、という教えです。
自分を責めることは、自分への暴力
アヒムサーとは、他人だけでなく、自分自身にも暴力を振るわないこと。
当時の私は、ヨガの推奨する行動ができず、自分が間違っている気がして、無理に頑張っていました。
でもそれは、まさに自分自身への「暴力」だったのです。
自分のための時間も限られた中で、さらに睡眠時間を削るような体力もありません。
感性が強く繊細な気質のため、人よりも疲れやすいという特性も持っています。
だから私は、ヨガの教えを守ることよりも、
まずは、自分の心と体の声に耳を澄ませることを大切にしようと決めました。
早起きが辛いなら、無理に頑張って起きなくてもいい。
ごはんを作るのが大変なら、お惣菜を買ってもいい。
無理に”正解だといわれること”をやるのをやめました。
自分に優しくすること。
それが、アヒムサーが教えてくれた、本当のヨガの始まりでした。
「自分さえ良ければ」ではない
最近、”自分を大切にしよう”という言葉をよく耳にするようになりましたね。
でも、「それって自分勝手じゃないのかな?」と戸惑う方もいるかもしれません。
アヒムサーという知恵は、決して「自分さえ良ければいい」とは教えていません。
自分を大切にすることと、他人を大切にすることは、同じことです。
自分を責めず、自分に優しくできるようになった時、
心に余裕が生まれて、初めて周りの人にも優しくなれるからです。
心が満たされていれば、自然と、
家族やパートナー、周りの人の優しさにも気づけるようになります。
完璧じゃなくても、あなたは素晴らしい
あなたがもし、昔の私のように「〜すべき」という理想に縛られて苦しんでいるのなら、
もう少し気楽に考えて、自分に優しくしてあげてください。
完璧な母親でなくても、完璧な妻でなくても、大丈夫。
できない自分を責めるのは、やめましょう。
自分を大切にできた時、心に余裕が生まれて、自然と周りの人にも優しくなれます。
それが、アヒムサーが教えてくれた心地よい生き方です。
まずは、自分の心と体に
「大丈夫だよ!」
「もう十分よく頑張ってるよ!」
と声をかけてあげてくださいね。
きっと肩の力が抜けて、気持ちがほっとするはずです。
自分にも優しく寄り添ってあげようね。
angie