朝目覚めた瞬間から、頭の中ではもう「今日のやることリスト」が始まり、
まず洗濯物干して、朝ごはんの準備して、部屋を片付けて・・・と大忙し。
夜やっと子どもが寝た後も残りの家事を片付けたり、
「あの時もっとこうすればよかったとか」「今日もちゃんとできなかった」と、考えが止まらない。
まるで鳴りやまない電話のコール音のように、思考がぐるぐると頭の中を巡り、気づけば心がぐったり疲れてしまう。
そんな毎日を送っていませんか?

いつも頭の中が忙しくて余裕が無い

もっと心に余裕を持った暮らしがしたい
今日は、そんなあなたの心を少しでも軽くするために、
「思考」と上手に付き合い、心のざわつきを鎮めるための方法をシェアしたいと思います。
思考は「私」じゃない。ただ雲のように流れていくもの
「なんで私って、こんなことばかり考えてしまうんだろう」
「また同じことで悩んでる…私ってダメだな」
そんな風に頭の中の思考と自分自身を重ね合わせて、心が苦しくなってしまうこともありますよね。
でも、ヨガ哲学では、私たちの思考は、空に浮かぶ雲のようなものだと考えます。
雲は形を変えながら流れていくけれど、空(本当のあなた)はいつもそこに、何も変わらず存在しています。思考も同じで、あなたの頭の中を通り過ぎていくだけなんです。
あなたは思考そのものではありません。
まずは「ああ、今こんなこと考えているな」と、ただ客観的に眺めてみる。
通り過ぎていく雲を見つめるように、湧いては消えるこの思考をそのまま観察します。
このシンプルな視点が、心を軽くする第一歩です。
普段の生活の中で、思考を観察してみる
頭の中の思考と上手に付き合うために、こんなふうに思考を観察してみるといいかもしれません。
完璧にやろうとか、正しくやろうとかせずに、ゲーム感覚で試してみてね。
「今、何を考えている?」と問いかける
頭の中がごちゃつき始めたら、
心の中でそっと「今、私、何を考えているんだろう?」と自分に問いかけてみましょう。
答えが出なくても大丈夫。問いかけるだけで、考えごとから少し距離を置けます。
まるで、自分以外の誰かの思考を眺めているかのように。
「ああ、思考だな」とラベリングする
ネガティブな思考や、堂々巡りの考えが浮かんできたら、
「ああ、これは”不安”を感じてるんだな」
「これは”自己否定”しているんだな」
と、心の中で感情にラベルを貼ってみましょう。
そうすることで、思考と自分を切り離し、「私」自身ではないと客観視する練習になります。
呼吸に意識を戻す
思考のループにはまりそうになったら、意識的に深呼吸を数回行ってみましょう。
息を吸う、吐くという呼吸に意識を向けるだけで、心が自然と「今ここ」に戻ってきて、頭の中の会話が収まっていくのを感じられるはずです。
思考と上手に付き合い、心のスペースを広げよう
思考を無理に止めようとする必要はありません。それは、流れる雲を必死に止めようとするのと同じくらい難しいことだから。
大切なのは、思考に飲み込まれず上手に付き合うこと。そうすることで、あなたの心の中にもっと穏やかで、心地よいスペースが生まれてきます。
今日は、あなたの頭の中の考えごとに、優しく、少しだけ遠くから見つめてみませんか?
きっと、今まで気づかなかった心の静けさを感じられるはずです。
angie