「今」に意識を向ける。過去や未来に囚われない生き方

あの時、ああすればよかった・・・

もし〇〇になってしまったら、どうしよう・・・
もう起きてしまった過去を悔やんだり、これから先の未来に漠然とした不安を感じたり、
心が不安や心配事でモヤモヤすることって、よくありますよね。
楽しい時間を過ごしているはずなのに、頭の中は夜ご飯の献立や、来月の支払いのことを考えて不安になっている。
子どもと遊んでいる時も、家事をしている時も、心が過去や未来に飛んでしまって、目の前のことに集中できない。
そんな経験は誰にでもあるんじゃないでしょうか?
忙しい日々の中で、私たちはつい”今この瞬間”を置き去りにしてしまいがちです。
でも、本当の幸せはまさに、「今」にあります。
今日は、そんなあなたの心を「今」に戻し、穏やかで充実した日々を送るためのヨガの智慧をシェアします。
なぜ「今」が大切なの?
私たちが本当に生きているのは、「今この瞬間」だけです。
過去に戻ることもできないし、変えることもできません。
未来はまだ来ておらず、何が起こるかは予測できないことばかりです。
心が過去の後悔や未来の不安に囚われていると、目の前にある小さな幸せや、大切な人との繋がり、そして「今」しか味わえない喜びを見逃してしまいます。
「今」この瞬間に意識を向けることは、過去や未来という頭の中の妄想を減らし、豊かで穏やかな心の状態に戻るための鍵なんです。
それは、まるで、波立つ海面の下にある、深く静かな場所へと潜っていくような感覚にも似ています。
「今」に意識を向ける方法
「今」に意識を向ける練習は、特別な時間や場所は必要ありません。
日々の暮らしの中で、いつでも、どこでも実践できます。
「呼吸」に意識を向ける
最も簡単でシンプルな方法です。
不安な気持ちになった時、頭の中が忙しい時、まずは自分の呼吸に意識を集中してみましょう。
ゆったり息を吸う、吐く、というリズムに身を委ねるだけで、心が自然と「今」に戻ってきます。
「五感」を味わう
自分の感覚に意識を向けてみましょう。
見る
目の前の景色をじっと眺める。窓の外の雲の形、植物の葉の色、子どもの寝顔。
意識して見ると、今まで気づかなかった美しさが見えてきます。
聞く
鳥の声、雨の音、お茶を淹れる音、子どもの笑い声など、耳を澄まして聞いてみましょう。
香る
コーヒーや温かいお茶の香り、お気に入りのアロマ、雨上がりの土の匂いなど、意識して香ってみる。
味わう
食事をする時、一口一口の味や食感をじっくり味わう。
感謝の気持ちでいただくことで、食事が瞑想になります。
触れる
温かいマグカップの感触、肌を撫でる風、お気に入りのブランケットの柔らかさなど、意識して触れてみる。
「一つの行動」に集中する
皿洗いをするなら皿洗いに集中、洗濯物を畳むなら畳むことに集中。
他のことを考えず、目の前の行動だけを丁寧にやってみましょう。
これは、「動く瞑想」とも言われます。
「立ち止まる」時間を作る
忙しい中でも、たった1分でもいいから立ち止まって、ふーと深呼吸。
ただ「今、ここにいる」という感覚を味わってみましょう。
「今」の積み重ねが、あなたの未来を創る
「今」に意識を向ける練習は、まるで心の筋トレのようなもの。
すぐに完璧にはできなくても大丈夫。大切なのは、思考が過去や未来に飛んでしまったと気づいたら、「今に戻ろう」と意識すること。
穏やかな瞬間を少しずつ積み重ねていくことで、あなたの心は自然と穏やかになっていきます。その心地よさを感じているとき、それこそが本来のあなたの姿です。
今日から、心に「今」という優しい居場所を作ってあげてね!
angie