【☆保存版】ネガティブな感情との向き合い方

こころのヨガ

前回の記事で、「感情は敵じゃない」ということ。

そして外側の出来事のせいにせず、

自分の内側に沸き上がる感情こそが、わたしを知る大切なセンサー
ということをお伝えしました。

でも、具体的にどうすればいいの?

どうやって嫌な感情と向き合うの?

そう感じている人もいるかもしれません。

でも、大丈夫です。

今回は、その感情のメッセージをどうやって受け取り、心から「わたし」を大切にできるようになるのか。

「心のヨガ」の実践的なステップを、一つずつ一緒に紐解いていきましょう。

ネガティブな感情との向き合い方

感情は、
心の奥にある”自分の気持ち”を知るためのセンサーのようなもの。

ネガティブな感情は、感じることで解放されていきます。

step1:安心できる場所でとことん吐き出す

まず、あなたの内側に沸き上がる感情を、安全な場所で全て出し切ることから始めます。

感情に蓋をしたり、ポジティブになろうと無理に切り替えたりしても、それは一時しのぎにしかなりません。

まるで水の中に沈めたピンポン玉が水面に浮き上がろうとするように、
感情は、自分で意識を向けてあげない限り、心の奥でずっと活動し続けるからです。

だからこそ、まずはどんな気分でも、”出す”ことを自分に許可してあげましょう。

  1. 自分だけの安全な時間と空間を見つけましょう。

    例えば、自分の部屋や車の中など、子どもたちから邪魔されない、あなたのための時間や空間を選びます。

  2. ゆっくり息を吐いて、肩の力を抜いてみてください。

    そして、いま、沸き起こる感情に意識を向けて、自然のままに、全て吐き出してしまおう。


    「しね!このやろう!」
    「まじでムカつく!」
    「意味が分からん!」
    「ふざけんな!」

    どんな暴言や悪口、ネガティブな言葉も、感じたままに外に出してしまいます。

    涙を流したり、枕を叩いたり、紙に書き出したりしてもいいですよ。
    ぜんぶ、ぜんぶ吐き出す。

    「こんなこと言っちゃダメだ」とか、「こんな考え方は良くない」とか、

    良い・悪いをジャッジせず、ただ沸き起こることを吐き出していきます。

人に向けて発してしまうとトラブルになることも、自分の空間の中だけは、何を言っても大丈夫なんです。

だからこそ、自分だけの安全な場所が必要です。

あなたの心は、いつだって自由そのものだからね。

全部吐き出せたら、胸や背中につかえていた、苦しい感覚や窮屈な感じがスッキリするはずです。

感情が自然と落ち着いてくるのがわかります。

もし、また怒りが沸いてきたり、悲しみで涙が込み上げてきたら、

きっとまだ抑えている感情があるということです。

そのときは何度でも、何度でも、吐き出してください。

このステップを踏まずに、気分転換をして自分の感情を押さえ込んでしまうと、

同じような状況でまた何度も繰り返し感情に振り回されてしまうことになります。

さらに、自分が何を感じているのか、何を考えているのかが分からなくなってしまい、

自分のことも他人のことも理解できなくなってしまいます。

だから、まずは逃げたくなる自分の気持ちに、しっかりと焦点を合わせてください。

step2:感情の奥にある「本音」に気づく

感情をぜんぶ吐き出して、心が少しスッキリしたら、次に進みます。

もしかしたら、胸のつかえが取れて、ぼーっとしてしまうかもしれませんね。

それでも大丈夫。無理に何かを考えようとしなくていいですよ。

少し休憩したら、次のステップに進みましょう。

このステップで、自分の心に問いかけてほしい言葉があります。

「本当はどうしたい?」

「本当はどうしたかった?」

この問いを、あなたの心の奥にそっと投げかけてみてください。

これまでのあなたは、嫌な感情を避けることに必死で、自分の本当の願いや希望について、深く意識したことがなかったかもしれません。

だから、すぐに答えが見つからなくても、焦らなくて大丈夫です。

でも、この問いを自分に尋ねておくことで、ふとした瞬間に答えが浮かんでくるものです。

例えば、

お風呂に入ってリラックスしているとき。

ごはんを作っている最中。

仕事の休憩中。

心がゆるんだ瞬間に、

「あ、そうか、私はこう感じてたんだな」って、きっと、気づきが訪れるでしょう。

「あんな風に言われて、傷ついた」

「もっと私の辛い気持ちを分かって欲しかった」

「頑張ってる私に寄り添って欲しかった」

「悲しい」「寂しい」「辛い」…。

そんな風に、心の奥にある本音が、きっと見つかるはずです。

気づきのタイミングは人それぞれ違います。だから焦って答えを出そうとしなくても大丈夫。

心の奥の本音は小さな子供みたいに純粋で可愛いものです。

恥ずかしくなるくらいに素直な気持ち。

だけど、そこに気づいたとき、
これまでとは全く違う、内側から沸き上がる力強い命のエネルギーを感じるはずです。

それが、”本当の自分”です。

感情はね、本当の自分じゃないんです。

感情は、あなたの心の奥に隠れている、本当の自分を知るために沸き起こるもの。

だから、大事なのは、

ネガティブな感情を否定したり、感じないようにすることじゃなくて、

もっとその奥にある、自分の本音に気づくことなんです。

step3:自分にやさしく寄り添う

一番大切なステップです。

自分の本音が見つかったら、それを否定したり、思考で押さえつけようとしたりしないでね。

子どもだったころの小さなあなたが、

「ママ、寂しかったの」

「本当はこうしてほしかったの」

と、正直な気持ちを伝えてきたときを想像してみてください。

きっとあなたは、その気持ちを優しく受け止め、ぎゅっと抱きしめてあげるはず。

それと同じように、

あなたの「本当の気持ち」を、自分自身の愛で優しく包んであげてほしいんです。

「そっか、そうなんだね。」

「悲しかったよね、辛かったよね。」

「よく頑張ったね。」

そうやって、自分にやさしくやさしく寄り添うように、あなたの愛で包んであげてください。

この時、外側の出来事を変えようとする必要はありません。

ただ、あなたの内側にある、純粋な感情と願いを、

あなた自身が「それでいいんだよ」と受け止めてあげること。

この自己受容のプロセスこそが、心の奥底から湧き上がる安心感に繋がっていくんです。

そして、この安心感こそが、

どんな困難な状況にあっても揺らがない「心の余裕」を育んでくれる、自分軸になっていきます。

step4:いま、無理なくできることをやってみる

ここまできたら、もうほとんど完了です。

心の奥にフタをしていた感情を吐き出し、見つかった本音をあなた自身の愛情で包み込むことができたら。

心はスッキリと整い、穏やかな静けさが訪れているはずです。

その、心が深く落ち着いた場所から、もう一度静かに目を閉じて、自分に問いかけてみてください。

「本当は、どんな未来を生きたい?」

誰かの期待に応えるためではなく、あなたが心から望む、あなたらしい未来の姿を想像してみましょう。

例えば、

  • 穏やかな笑顔で過ごせる毎日。
  • 周りの目を気にせず、私らしくいられる私。
  • 本当に大切なものに囲まれた、心地よい暮らし。

どんな小さなことでも構いません。

心が温かくなるような、あなたの望む未来のイメージを描いてみてください。

壮大な未来を描くと、「私には無理かも…」と心がまた窮屈になるかもしれません。

でも、思い出して下さい。

あなたの心の中はいつだって自由そのもの。誰にも邪魔されることはありません。

自分の夢を否定せずに思い描いてみてね。

そして、

「いま、この瞬間、心地よくできる小さな一歩」を見つけてみて。

例えば、

‣朝、温かい白湯を一杯、ゆっくりと飲む。

‣お気に入りの花を一つ、部屋に飾ってみる。

‣SNSを見る時間を少し減らして、青空を見上げてみる。

‣美味しいお菓子で、ホッと一息つくこと。

そんな、ごくシンプルで、今のあなたに”無理なくできる”こと。

何も特別なことじゃなくていい。

普段の日常で、お金をかけなくても、誰に頼らなくても、すぐにでもできる小さな喜び。

それが、あなたの望む未来へと繋がる、確かな一歩になるのです。

さあ、自分を大切にする旅に出よう

心のヨガはいかがでしたか。

”自分を大切にする”って、なにも特別なことじゃないんです。

それは、心の奥にある「わたし」の声に耳を傾け、感情の波を乗りこなし、そして、ありのままの自分を優しく包み込んであげること。

そして、その整った心で、あなたの望む未来へ向かって、心地よい一歩を踏み出し続けること。

それが、「ありのままの自分でいる」ということです。

心のヨガを実践することで、

あなたがどんな状況にいても、心穏やかに、そしてあなたらしい喜びにあふれた人生を歩むことができるようになります。

あなたの内側には、そのすべてを叶える力を既に持っています。

本当の自分は、頑張って何かを手に入れようとするより、何倍も、何十倍も、何千倍も、パワフルなんです。

そのために必要なのは、頑張ることではなくて、リラックスすること。

心がほっとすると、目の前の出来事の捉え方も変わってきます。

自分の心が変化すると、次第に現実も変化していきます。

すべては、自分と向き合うことから。

一緒に、自分を大切にする旅をしていきましょう!

angie

タイトルとURLをコピーしました